就活失敗したから婚活してみた(忘備録)

内定無しで大学を卒業した24歳。現実逃避として始めた婚活経験がけっこう面白かったので書き残します。

思い出話の途中ですが

昨日、大学時代に住んでいたところに弾丸旅行してきました。

高速バスの往復チケットが残っていて、その期限が今週中に切れるので、唯一の休みだった昨日1日で行ってきたわけです。


生まれ育ったところではないけど、四年も暮らすとホームになる。

これまた余っていたエステの回数券を消化しに、当時行っていたエステに行きました。

あの時は卒業できないと思っていたため、来年からもそこにいると思って購入した回数券。

突然来なくなったので心配していたそうです。


エステで癒されたあとは、行きつけだった美容室。

例のベリーショート好きのカリスマ美容師さん。

今回は一思いにどうぞ。と言うと、「前回はちょっと短かすぎたね」と笑って、ちょうどいいくらいの長さで相変わらずカッコイイ髪型にしてくれました。

大学は卒業したからもう学割は効かないはずなのに、「専門学校通っちょんやろ?学生料金でいいわ」と、値引きまでしてくれました。


そのあと元バイト先に顔を出すと、皆で暖かく迎えてくれて、逆にお土産までいただいてしまいました。経営者御一家に新しい家族ができたというニュースも聞けて、こちらまでハッピーな気持ちになりました。


ホームの皆さんの暖かさに非常に癒され、これからも大切にしたい第二の故郷だなと再認識した1日だったのですが…


日付が変わるちょっと前に掛かってきた一本の電話。

大学の同じゼミにいた同級生からでした。

男5人と紅一点の私という異色のゼミですが、誰1人として私を女子扱いしておらず、卒業前はうちに集まって、全員でAVを鑑賞しながら徹夜で卒論を書くくらいの仲でした。

彼はその中でも私がだめだった第一志望の業界に見事内定した奴でした。

嫉妬してふてくされていた私に、

「そんなに悔しいなら来年また挑戦しろ。それが嫌ならその程度の気持ちだってことだろ」などと昨年偉そうなことを言っていた彼が、今は泣きそうな声で「仕事を辞めたい。ぐりさんはこの業界に入らなくて正解だ」というのです。

聞けばどうやら下積みの仕事が思ったよりきつく、こんなことをするためにこの業界に入ったんじゃないのようなあるあるネタでした。それに加えて激務で1日14.5時間働いており、気も休まらないとのことでした。


一度は同じ目標を持って一緒に頑張っていた仲間がボロボロになっているのを「まあそうだね…それは辛いな…」などと、当たり障りのない言葉しかかけられない自分が悔しかった。

自分は働いていないし、バイトと学校で忙しいとは言っても、所詮バイト。

あたしも立派にバリバリ働いていたら、もっと良いことが言えたのかなあ。

せっかく第二のホームから元気を貰ったのに、それを人に還元できない自分にもどかしさを覚えました。


「みんなに会いたい。またゼミのみんなで集まって酒飲んで下ネタ言って笑いたい」

彼は最後にそんなことを言っていた。

そんなことでいいなら。


今度ゼミのほかの連中も誘って遊びに行ってあげようかな。

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