就活失敗したから婚活してみた(忘備録)

内定無しで大学を卒業した24歳。現実逃避として始めた婚活経験がけっこう面白かったので書き残します。

調子に乗りすぎるとこうなる

〜前回までのあらすじ〜

婚活市場に突如現れたピチピチの23歳ぐり♀。

送られてきたメッセージに、モテ期突入と勘違いしてしまったぐりは暴走し始める…!



つい最近まで(企業に)振られ続けていたぐりにとって、大量のメッセージは麻薬でした。


ちょっとでも男性の気を引けるようなプロフィールに変更し、それまで載せていなかった写真も、SNOWで撮ったもののさらに綺麗に写った部分だけを切り取って載せるという暴挙に出たのです。


もちろん効果は絶大!


溜まっていくお誘いメッセージを眺めてはほくそ笑んでいました。



そんなある日、普段は関われないようなハイスペックイケメンからメッセージが来たのです!

場所は遠いけど、俳優H似のモデルのようなイケメンで、しかも薬剤師!!



私、写真ではめっちゃ美人のイケてる女子になっているけど、実際はどちらかといえば地味な部類の女子。イケメンになんて相手にされるどころか関わることすらありません。


でもこのときのぐりは痛々しいほど自分の本当の姿が見えていなかったのです。


あたしもしかしてイケメンと付き合える!?


などとステキな勘違いもいいところです。


結局、やりとりしてみたもののスーパーリア充イケメンの繰り広げる話題についていけず、話も盛り上がらず、早い段階で返事が返ってこなくなりました。



ぐり無双期、あっけなく終了。

こうして改めて身の程を知ったのでした。

23歳の市場価値について

まずは様子を見よう!ということで、目立たないシンプルなプロフィールにしました。


好きなタイプなどは書かず、自分の好きなことと、強み、人にはこういう人だとよく言われますなどを記し、顔写真は敢えて載せずに公開しました。

オープンESか!


登録完了し、とりあえず登録している殿方達を物色するか、と検索画面に戻った瞬間……


『○○さんからメッセージが届きました』

の通知が!!!


え…?…早くね……?


おそるおそる見てみると、『良かったらメールしてみませんか』と。


僭越ながらプロフィールを拝見させて頂くと、


遠いなあ…。東京と北海道くらい距離がある。

しかも10歳以上歳上だ!


登録した動機は不純なものとはいえ、婚活サイトなのだから私もきちんと考えるべきです。

私は相手の年齢を22〜30歳くらいまでの人かなあと思っていたため、それ以上の方はお祈り…いや、お断りすることにしました。


さてなんと返そう?


この度は弊社にご応募くださいましてありがとうございました。

慎重に検討致しました結果、誠に残念ながら…



と、迷走している間にスマホ画面上部に現れるバナーの数!!

メッセージがたまるたまる!!!


なんで!?!?


写真もないし、あるのはビュッフェ巡りと料理が好きくらいの情報だけなのに!


もしかして20代女性には自動的にメールを配信するようなシステムを導入しているんだろうか?


たまったメッセージを見てみると、ほぼ35歳〜50歳の方でした。



男は、若い女性が好きなのだなあ ぐりを🀄️

☆まえがき☆

半年前、あるところになかなか内定がもらえない女子大生がおりました。


女子大生は真面目に勉強してきましたが、業界を絞りすぎたことでスタートダッシュが遅れ、その後の就活も上手くいきませんでした。


たくさんのお祈りメールを受け取るうちに、自分はほんとはものすごく無能で、誰からも必要とされない存在なんじゃないかと思うようになりました。


マイナビを見ることもやめ、友達の内定出ました報告を見るのが嫌でツイッターとフェイスブックもやめました。


吹っ切れた女子大生はグレました。


黒髪を金髪にし、今まで吸わなかったタバコ…は匂いが苦手だったので手を出しませんでしたが、とにかくなんらかの形で非行に走ろうとしました。


女子大生は出会い系登録を思いつきました。


ですが女子大生は、それまでとても真面目に、かなり狭い世界で生きてきたので、出会い系サイトに登録する勇気が出ませんでした。


そうしてたどり着いたのが婚活サイトです。


結婚したいわけじゃない。

けれど誰かと繋がりたい。できれば自分を知らない人と。

誰かに必要とされたい。

自分が婚活市場でどのくらい需要があるのか見てみたい。

結婚相手を探してる人なら悪い人や遊び目当ての人はいなさそうだ。

(あわよくば彼氏ができると嬉しい。)


こんな現実逃避としか思えない一時的な興味、願望によって、女子大生は某婚活サイトに登録したのでした。


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この忘備録は現在無職(厳密には専門学生とフリーターの中間)である筆者、ぐり♀が昨年の秋に体験した婚活を振り返るものです。


筆者は年齢的にも人間的にも未熟であるため、人生をかなりナメた発言をしています。


また、自己満足で書いているため、かなりふざけた内容になっています。

予めご了承ください。