総評 一次面接艦これさん編④
こっちが気を使わないと盛り上がらないし、これはナシ寄りの保留だなと思って帰ろうとしたその時。
艦これ「俺車で来てて…。よかったら家まで送るよ。」
ぐり「えっ?いや、そんな申し訳ないです」
艦これ「行きはこっちまで来てくれたし。言うて隣町まで20分くらいなもんだし、ドライブがてら乗って行きなよ。」
大人しい艦これさんからのお誘いに少し戸惑ったものの、電車とバスの乗り換えを正直面倒だと思っていた私は、今回はありがたくお受けすることにした。
車に乗り込むと、艦これさんが「東京ばなな」と書かれた袋を差し出してきた。
艦これ「これ…この前出張で東京行ったから…そのお土産。良かったらどうぞ」
えっ!?!!?
お土産!?!?!?
突然のサプライズに急にドキドキし始めるぐり。
ぐり「あっ、ありがとうございます…!」
そして、さらにサプライズが!
エンジンがかかると共に流れてきた聞き覚えのあるメロディ。これは…椎名林檎だ!!
艦これ「ぐりちゃん、LINEで椎名林檎とThe Beatlesが好きって言ってたから、適当に入れてみた…笑」
そうなのだ。艦これさんとはLINEを交換して間もない頃、音楽が好きとの話流れから「好きなアーティストはThe Beatlesと椎名林檎だ 」と話したことがあったのだ。まさかそれを覚えていて準備してきてくれたとは!!
言うまでもなく、艦これさんの好感度が急上昇した。
艦これさんは口下手で、私のタイプである賢くて話が面白い人とはちょっと違うけど、
それでも艦これさんなりに、私のためにいろいろと考えて準備してくれたことがとても嬉しかった。
艦これさんの粋な計らいのおかげで、大好きなThe Beatlesと椎名林檎をバックにドライブを楽しむことができた。
艦これ「ぐりちゃんさ、良かったらまた遊ぼうよ。」
ぐり「もちろんです!今日のお礼に今度はこっちでもてなしますよ!」
総評
もう一度言うが、艦これさんはいわゆるぐりが好きになるタイプの男性ではない。
しかし、口下手ながらも私のためにいろいろと準備してくれたことや、たまに見せる漢気はぐりが今までに見たことのないタイプであり、また会ってみようという気になった。
こうして艦これさんとの一次面接が無事終了し、二次に進む運びとなった。
艦これさん編終了