就活失敗したから婚活してみた(忘備録)

内定無しで大学を卒業した24歳。現実逃避として始めた婚活経験がけっこう面白かったので書き残します。

障壁 一次面接艦これさん編③

場も温まってきて、よくある当たり障りのない話題が出尽くしてきた頃です。

艦これ「今日は大学お休みだったの?」

ぐり「いえ、三限終わりだったので。」

ちょっとだけ、ん?という顔をする艦これさん。

艦これ「…大学って大変そうだよねー。全部で600時間くらい勉強しないと卒業できないんでしょ?」

今度は私が「ん?」という顔をする。

ぐり「えっと、トータル何時間かはよく分からないんですけど…うちの大学は一応、全部で124単位とれば卒業できることになってます。」

艦これ「単位?」

ぐり「あ、えっと…90分一コマの授業を13回程受けると2単位貰える、みたいな…」


艦これさんは工業高校を卒業してからまっすぐ今の職場に入られたので、大学というものがよく分からないらしい。

艦これ「えーと…。よく分からないけど、大変そうだね。」

そうあまり興味なさそうに返す艦これさんを見て、しまったー!と思うぐり。


現役大学生が話せることなんて、せいぜいバイトか授業かサークルのことしかない。

うちの大学は国際大学ということで少し特殊であるため、同じ「大学」という組織を知っている人とはそれなりに面白い話題になったりするのだが…。

ゼミや卒論の話で当たり前に盛り上がるには当然「大学」の基本的なことを知っていなければいけない。

大学を知らない艦これさんには、大学の話があまり通じないのだ。


なんとなく気まずい雰囲気になり、必死に次の話題を探るが、出てくるのは大学生活関連のことばかり。


高卒がだめなんて思わないが、自分の中にある基本事項が離れすぎているのも結構大変だな、と思ってしまった。


とりあえず他愛もない話でその場を乗り切り、食事が終了した。


ぐり「ご馳走さまです。今日はありがとうございました。」


自分の持ちネタが通じなかったことにそこそこショックを受けていたぐりは、艦これさんに対して、普通に良い人なんだけどちょっと違うな〜感を抱いており、次回はナシ寄りの保留だな、などと考えていた。


ぐり「じゃあ、あたし20分の電車に乗るので…」


ここで終了かと思われたが、この後、

艦これさんが思いもよらない行動に!!!


続く

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