就活失敗したから婚活してみた(忘備録)

内定無しで大学を卒業した24歳。現実逃避として始めた婚活経験がけっこう面白かったので書き残します。

現実は…。一次面接理系さん編②

初デート(という名の一次面接)に堂々の遅刻。

お詫びとして自ら昼食をご馳走するとの旨を伝えると…


理系さん『大丈夫ですよ!乗り換えなんてうまくいく方が珍しいですから(笑)

ゆっくりで良いので、気をつけてお越しください。』


やさしい。

これで見た目までタイプなら『初めまして。突然ですが結婚してください!』と言おうと心に決めながら新幹線に飛び乗った。


しかし冷静に考えると、顔も知らない人と待ち合わせをして会うということは結構リスキーなことでもある。

そこで妹2人とガタイの良い男の先輩に『昼の1時までにまた連絡する。もし連絡がなかった場合、なんらかの事件に巻き込まれている可能性があるので、その時は警察に連絡よろしく』と送信しておいた。

我ながら抜かりない。


そして、いよいよ対面の瞬間。

理系『待合室に座っています。自分の他にもう1人いますが、たぶん分かると思います。』

電車を降り、まずトイレに向かい最後の化粧、髪型直しを行う。実際、電車の中でも5回ほど化粧直しを行なっていた。直しどころか触りすぎて逆に崩れそうだ。


がらんとした駅の構内に入り、窓の方から恐る恐る待合室を覗くと、たしかに中には2人の男性が居た。

ひとりは…居眠りしているおじさんだ。

もうひとりは…


!!読書してるメガネのお兄さん!!

横顔いけるやん!!!これはもうけっこn...


お兄さんがこちらを向いた。

結婚は一旦保留にすることにした。

もちろんイケメンが来るなんてことは思っていなかったが、まあ、実際はこんなもんだよな〜〜感は否めない。


理系「はじめまして〜!遠くからありがとうございます(^_^)」

ぐり「あっ、あっあの、あっすいません…(緊張)」

理系「髪型、思っていたよりずっと可愛らしいじゃないですか。YouTuberのヒカルってご存知です?正直ああいうのを予想してたから…」


理系さん、思ってた以上に結構しゃべる。

そして全くクールな感じではない。むしろかなり陽気そうだ。


ぐりのイメージでは氷室先生だったが、


実際はあれだ、銀魂の坂本辰馬だ。



とりあえず、持ってきたお土産の梨リキュールを渡すと、彼はとても喜んでくれた。

理系「雨になりましたねー。とりあえず車に乗りましょうか。」

忘れていたが、その日は遊園地に行く予定だというのに大雨だった。


よくよく考えると、はじめましての人と2人きりで遊園地なんてかなりやばい。

その上大雨とか…

これまじで大丈夫か?


不安しかない、理系さんとのデート開幕です。

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