就活失敗したから婚活してみた(忘備録)

内定無しで大学を卒業した24歳。現実逃避として始めた婚活経験がけっこう面白かったので書き残します。

大赤字!一次面接 理系さん編①

これから、複数の殿方との面接シーンが続きます。

その一次面接を細かく記録し、そこからなるべく客観的に評価したいと思います。

はじめは1番約束が早かった理系さん編です。

記録なので、これから数回はとても淡々としています。ご了承ください。

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某日、日曜日。

約束ではぐりの住む県から2県またいだ県の某駅に11時となっている。

移動手段は高速バスと電車。

高速バス2000円、電車1500円というところだろうか。

当然のことながら移動費は自腹だ。

これはぐりのスタイルでは、交際前だろうが後だろうが変わらない。


朝8時にぐりの住む某県を出発、バスは予定通り乗り換えのバスセンターに着いた。

しかしここでハプニング発生。

地下鉄で〇〇駅まで行く予定が、田舎者のぐりはなんと反対の地下鉄に乗ってしまったのだ。

自分の行きたい方の駅と反対側に行っていることに途中で気づき、即降りてまた逆側から乗る。

しかしこのミスのせいで、9時50分〇〇駅発待ち合わせ駅行きの電車を逃してしまった。

理系さんとの待ち合わせ駅も、ぐりの出身地に負けないくらいのど田舎。

次の電車は…なんと一時間後!!

約束の時間への遅刻が確定した瞬間だった。


ぐりは焦っていた。

第一印象が大事とか言いながら、初っ端から遅刻はやばいだろう!

駅構内をキョロキョロと見渡したその時、ある文字が目に入った。


『新幹線のりば』

なんと甘美で、冷たく恐ろしい響きなのだろう。

鈍行列車なら1500円の距離が6000円…。

1時間の距離が30分。しかしちょっと遠回りルート。

さらに乗り換えで1200円かかる。


ぐりは脳内でパチパチとそろばんを弾きつつ、理系さんへの釈明文を考えていた。

『すみません!高速バスが遅れて…』

いや、ここは素直に話そう。

『ごめんなさい!地下鉄の乗り換えをミスってしまって、乗る予定だった電車に間に合わなくなりました。』


さてこの後なんて言おう。


1、次の電車が一時間後なので、約束の時間を1時間延ばしていただけませんか?お昼まだでしたらお詫びにご馳走します。


2、予定を変更して新幹線に飛び乗ります。しかしどちらにせよ30分くらい遅れてしまいそうです。


どちらも模範解答に近いと思うが、この時のぐりはとにかく必死だった。

この日のためにどれだけ努力(主に金銭面)してきたと思ってんだ。やっと見つけた理想の男だぞ。もう全てを投げ打つ覚悟で行ってやれ!


『新幹線に乗ることにしたのですが、それでも30分程度遅れそうです。本当にごめんなさい!

お昼まだでしたらお詫びにご馳走します!!』


社会人の歳上男性に自腹で自ら赴き、食事まで奢るとの宣言。

もうお判りでしょうが、

ぐりには貢ぎグセがあります(笑)


最初からこんなんで大丈夫なのか?

そして理系さんには会えるのか!?


続く

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