就活失敗したから婚活してみた(忘備録)

内定無しで大学を卒業した24歳。現実逃避として始めた婚活経験がけっこう面白かったので書き残します。

杉くんをブチギレさせた話

お隣の県に住む杉くん。

彼は温厚で優しくて、ノリも合うし話していて楽しい。


これはそんな杉くんを、ぐりの問題発言によってブチギレさせた事件です。


私たちは毎日暇さえあればLINEしていたけど、

正直私は彼のことを最初から最後まで恋愛対象としては見ていませんでした。


婚活の同志として励ましあっていたという感じ。


その理由は、私が結婚相手に求めるものを彼が持っていないと思っていたから。


杉くんは大学中退の高卒で、とある工場で働いています。


その工場というのが、社会人経験のないぐりが聞いても「ええ…?😨」と思うくらい漆黒のブラック企業。

彼はいつもそのことを自虐ネタとして話していました。

だからというのも言い訳がましいけど、ある時言ってしまったのです。


ぐり「転職しようとは思わないの?」

杉「今のところは思わないかな。」

ぐり「休みなくて給料低いのに?」

杉「俺高卒だから。しかも工業高校とかじゃない高卒だから、入れるところ限られてんだよ」

ぐり「それにしてももっと他になかったの?」


今思えば、なんて失礼極まりない。


杉「…ものづくりしたかったし、ブラックだけど職場の人はみんな優しいから良いんだよ」

ぐり「それはそうかもだけど…」


当時の私の考えはこうでした。


『真面目に勉強してきて、中学高校では部活動に励み、そこそこの大学に入って課外活動にも精力的に取り組み、そこそこ以上の会社に就職する。これが普通であり最低レベル。

この最低レベルを下回る人にはきっと問題があるんだ!努力が足りないんだ!』


何も言わない優しい杉くんに、ぐりの上から目線な問題発言は続きます。


ぐり「杉くん実家住みでしょ?家出ようと思わないの?」

杉「出たいと思うけど、お金がね。」

ぐり「でも本気で相手見つけたいなら家は出るべきだよ。というかそこ基本だよ!実家に彼女呼ぶのきついでしょ。そもそも、一人暮らしもできないくらいの給料でどうやって結婚すんの?」


ほんと最低最悪すぎます。

これを読んで気を悪くした方々、申し訳ありません。


ですがこの後ぐりはちゃんと制裁を受けます。



次回、『杉くんの逆襲』

『ぐうの音も出ない』

『ぐり、ライフゲージがゼロになる』

の三本です。お楽しみに🤗

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