総評 釣りバカさん編
会計時、彼は何も言わずにとりあえず伝票を手に取った。
店員さん「お会計は別々ですか?」
本来なら「一緒です」と即答してほしいところ。
だってぐりはこの人の県まで行ってるし、相手は社会人、こっちは学生だからね!ご飯くらい奢ってくれてもいいんじゃないかな!(理系さんの時と言ってることが違うが…)
すると、
釣りバカ「あっ…(チラ見)」
そう言ってこっちに、どうする?のような視線を送ってきたのだ。
あー、ない。
奢ってくれないからないんじゃない。
あたしはこうやってレジでどうするか決め兼ねてもたつくのが嫌いなのだ。
時間がかかると後ろの人にも迷惑をかけるし、店員さんもめんどくさいはず。
割り勘ならそれでもいい。そんならキッパリと「別々で!」と即答してくれた方がまだいい。
案の定、若干キレ気味の店員さんが「別々でよろしいですか」と私に聞いてきた。
私は釣りバカさんの手元に、本人分の2千円が握られているのが見えた。
「一緒で!」
そう言って私は自分の分の2000円をレジに叩きつけた。
それを見た釣りバカさん
「あっ…俺が出すよ、ぐりちゃん学生だし…」
遅いんじゃボケ〜〜!!!
ぐり「いいです、後ろ並んでるんで、あと端数はよろしくです。」
そう言ってわたしだけさっさと店を出た。
釣りバカさんが出てきた。
「おまたせー」
そう言って釣りバカさんが歩き始めたので、一緒に歩いてみる。
彼は何も言わずにエスカレーターを降りていく。
ぐり「これからどうするんですか?」
釣りバカ「えーっと…どうしようかな。」
で、でた〜〜wwwwww特にプランもないのに歩き始奴wwwww
普通の友達ならまあ別にいいんだけど、こういういざ、みたいなときはもうちょっとなにか考えてこない?あたしだけ?
もうめんどくさくなったぐりは、「帰りのバス確認してきます!」と伝え、一階のバスセンターに向かった。
そこで、30分後のバスを窓口で無理やり予約し、さっさと帰ることにした。
ぐり「バス、30分後のやつしかなくて〜早く帰ることになっちゃったんです。」
釣りバカ「そうなんだ…。本当はぐりちゃんに新しいメガネを選んでもらいたかったんだけど…次回だね。」
だからなんでそれを今言うんだよ。
次どうする?の時に言えよ!
ぐり「そうですね〜また次回。」
次回なんてもうないけど。
時間つぶしのため、その後一緒に行った書店では、漫画とアニメコーナーで急に饒舌になる釣りバカさんにちょっと引いた。
ぐりはオタクに批判的ではないし、自分自身もオタクに片足突っ込んでいた時期があったので別にそれは良いのだが、初対面の人にアニメの世界観などを語るオタクは、反応に困るのでちょっと苦手だ。
笑顔で「へ〜すごーい」と適当に流した。
総評
ない。
理由は諸々。
タイプではないことは確かだが、それ以外にも人を楽しませようという努力が見えないのが最大の難点か。
これを機に、自分自身のデートを振り返って次に活かしてほしい。
食事代+行き帰りの交通費=6500円の出費は結構痛かったが、これも勉強ということで。
一次面接編 終了